釣り人のためのライフジャケット知識

CS認証は桜マークと違う?JCI性能鑑定品レジャー用ライフジャケットとは

釣り人のためのライフジャケット知識
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・小型船舶検査機構性能適合品(JCI性能適合品)CS認証って何?
・桜マークとは違うの?

ライフジャケットにもさまざまな安全基準があります。桜マーク有名ですがほかにも規格があることは知っていますか。
JCI性能鑑定適合品も安全規格の一つなのですが、何も知らずに使用して気づかずに法令違反をしていて罰則を受けるということもあるのです。
レジャーを安全に楽しむために、ライフジャケットの知識は欠かせません。

本記事では小型船舶検査機構性能適合品(JCI認証)CSマークの安全基準や選び方について紹介します。ライフジャケットの知識を付けて正しいものを着用するようにしましょう。

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レジャー用ライフジャケット:日本小型船舶検査機構(JCI)性能鑑定適合品は日本の安全基準

ライフジャケットにはさまざまな規格があります。日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品(JCI適合品)と呼ばれる安全基準がありますので紹介していきます。

日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品とは

日本小型船舶機構(Japan Craft Inspection Organization :以下JCI)がレジャー用のライフジャケットの性能鑑定を実施していますが、この性能鑑定基準に満たしたライフジャケットのことをいいます。

正式には日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品レジャー用ライフジャケット(固形式)と呼ばれます。

このようなマークが付いており、CS認証と呼ばれたりもします。
そのほかにCSマーク付、CS認証、JCI認証とも呼ばれます。

CSマーク

また、ライフジャケットにはこのように標示されています。

ライフジャケットの表記例

この基準ができた背景とは?

平成26年(2014年)ごろまでさかのぼります。

一般社団法人日本釣用品工業会で、ライフジャケットの性能向上や普及・着用推進について積極的な取り組みが始まりました。

当時小型船舶には国土交通省による型式承認品がありましたが、船舶を利用しない人には規定やルール、明確な安全基準がなかったのです。

製造メーカーの立場からしてみると、レジャー用ライフジャケットには法令によって性能基準の適用がなかったため、独自の判断基準で製造していたそうです。

これでは問題となり「一定の安全性能を有するライフジャケットが十分に流通する必要がある」との見解で性能試験の基準を定めようということに。

JCIとともに国土交通省、レジャー関係者、救命胴衣製造業者等を主体として性能試験の基準が定められました。

また、JCIにてこの基準にて性能鑑定を行う業務が開始され、性能を満たしたものには適用品であることを示すCSマークが表示されるようになったのです。

基準の試験とは

基準の試験については下記の7種類が存在します。

・浮力試験
・強度試験
・着用試験
・水上性能試験
・外観検査
・標示検査
・使用方法及び点検方法について

詳細は、JCIのページをご覧ください。

出典:業界等が定めた基準について(日本小型船舶検査機構)

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性能鑑定適合品の種類について

続いて適合品の種類について紹介してきます。

5種類のタイプがある

使用目的や使用環境によって大人用3種類、子供用2種類の全5種類に分けられています。これらの使用目的に合わせて適切なタイプを選びましょう。

なお、Lの後ろの数字が小さいほど厳しい環境で使用する想定となっています。具体的には浮力試験での条件が厳しくなっています。

浮力試験(JCI性能鑑定)とは
鉄のかたまりをライフジャケットに吊り下げた状態で24時間浮き続けられるかを確認している。この鉄のかたまりの重さがそれぞれのタイプで異なる。重ければ重いほど条件が厳しい。

まずは大人用3種類について紹介します。

L1

用途:
波の荒い状態で行う磯釣り
激流の中でのラフティング(乗客貸出し用)

浮力:
11.7kg

L2

用途:
防波堤(波止場)で行う釣り

浮力:
7.5kg 桜マークの浮力基準と同じ

L3

用途:
カヌー、ラフティング及びカヤック
平穏な水面で行う釣り
浮力:
5.85kg

つづいて小児用の2種類について紹介します。小児用は用途ではなく、適正体重で適切なタイプを選びましょう。

LC1

体重が15㎏以上40㎏未満の子供用
浮力:
5kg

LC2

体重が15㎏未満の子供用
浮力:
4kg

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注意!小型船舶では使えない

小型船舶で使用するためには桜マーク付のライフジャケットを使用する義務があります。
JCI性能鑑定品は日本の安全基準ではありますが桜マークとは試験基準が全く異なるため、小型船舶では使えません

桜マークの基準とは
小型船舶安全規則により、浮力、色、浮遊姿勢、強度、着用の容易さ、笛、再帰反射材など様々な要件が規定されている

間違って小型船舶で使用してしまうと、船長には小型船舶免許の点数が減る、最悪の場合免許取消など罰則があります。
罰則についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【小型船舶】適用除外ケースもある?ライフジャケット義務化の新常識

小型船舶に乗船する際には桜マーク付を使用する必要があります。この桜マークについても正しいタイプを選択する必要があります。
選び方について詳細に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
桜マークはどのタイプを買えばいい?タイプの選び方を徹底解説

桜マーク以外の認証もある

JCI性能鑑定適合品、桜マーク以外にも海外には下記のような認証があります。

・CE認証
・CSS認証

CE認証とはEU諸国での基準をクリアしたもの
CSS認証とは中国の基準をクリアしたもの

これらも小型船舶では使用できないため、注意しましょう。

まとめ

・日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品 レジャー用ライフジャケット(固形式)は日本の安全基準である
・JCIにて性能鑑定を行い、性能が満たされたものにCSマークが表示されている

・JCI性能鑑定適合品には使用目的によって大人用L1、L2、L3、小児用LC1、LC2の5種類があり、
それぞれのタイプには浮力試験の規格の違いがある。

・JCI性能鑑定適合品であっても小型船舶では利用できない。小型船舶での利用が認められているライフジャケットは国土交通省認定品(桜マーク付)のみ。
・そのほかCE認証やCSS認証もあるが、こちらも小型船舶での利用はできない

ライフジャケットの安全基準にもさまざまあります。小型船舶で利用する場合は桜マーク付である必要がありますが、レジャー用のライフジャケットとしては日本の安全基準であるJCI性能鑑定適合品を選ぶこともおすすめします。

安全基準を知って、楽しく安全に釣りを楽しみましょう。

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